文法の形式の整理
「言う・する」を使った言い方
動詞の「言う」「する」を 含 むものが少なくありません。「言う」「する」は、具体的な動詞の代わりです。
- 言う:話題に出す・意見を言う(など)
文法形式 | 例 |
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といった | ケーキやクッキーといったお菓子が大好きです。 |
といえば | あ、雪だ。雪といえば、スキー旅行はどうしようか。 |
というと | 畑というと、ふつう広い土地を想像するだろう。 |
といったら | 代表的な日本料理といったら、寿司やてんぷらだ。 |
といっても | 料理ができるといっても、簡単なものだけだ。 |
からといって | 好きだからと言って、そればかり食べてはいけない。 |
とはいいながら | =~ではあるが、実際は予想されることとは違う。 ①私は教師(だ)とは言いながら、生徒たちに教えられることのほうが多い。 ②彼女は母親になったとは言いながら、子育ては苦手なようだ。 |
- する:考える・判断する・仮定する(など)
文法形式 | 例 |
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からして | この映画は題名からして怖そうだ。 |
としたら とすれば とすると | 無人島で過ごすとしたら、何を持って行きますか。 京都を訪れるとすれば、桜の季節がいいと思います。 彼が犯人ではないとすると、本当の犯人は誰だろう。 |
にしても にしろ | 時間がないにしても、連絡ぐらいしてほしい。 何をするにしろ、心を込めて取り組みたい。 |
にしては | この絵は子供がかいたにしてはよくかけている。 |
にしたら にすれば | お母さんにしたら、君のことが心配で注意するのだ。 店にすれば、なるべく安く買い高く売りたいはずだ。 |
からすると からいうと | =~から判断すると ①性能からすると、この製品の方が断然いい。 ②医師の立場からいうと、この治療方法は勧められない。 |