1923年、有名な登山家のショージ・マロリーはニューヨーク・タイムズ紙の記者に、なぜエベレストに登るのかと質問されました。それに対して彼は「そこにエベレストがあるから」と答えました。

それがもしかすると、マインクラフトで大きな山を見かけると、その頂上に登ってみたくなる理由かもしれません。雪や曇を通り抜けて、険しい道を進んでいくと、素晴らしい気分になります。そして、頂上に到達すれば、オーバーワールドを全く違う角度から見下ろせるのです。

山岳は、ネザーや釣り、かぼちゃと一緒に2010年のハロウィンアップデートでマインクラフトに初めて追加されました。追加された当時、独自のボイオームではありませんでしたが、ベータ版1.8で「山岳」となり、アクアティックアップデートで「山岳」に名前が変更されました。「洞窟と崖アップデート」第2弾では、Mojangの登山家チームのフィードバックを反映し、Windswept Hills（吹きさらしの丘）に変わります。彼らの報告によると、アップデートされたボイオームは、石や草がたくさんある地形となっており、樫の木やトウヒの木、背の高い草などがまばらに生えているそうです。野生のラムとシルバーフィッシュもここにスポーンします。また、やまを形成した強力な地殻変動の産物として、レアなエメラルと鉱石も見つけられます。

樫の木やトウヒの木がたくさん育つ、吹きさらしの森もあります。もし、山頂に丸太小屋を作りたいなら、吹きさらしの森のボイオームがぴったりです。建築用の材料と、燃料が多く手に入ります。あと、素晴らしい景色も見られますよ。ですが、出入りするためには登る必要があります。草原に拠点を設ける時よりも、落下死する確率はかなり高くなるでしょう。

最後に、Windswept Gravelly Hills（吹きさらしの砂利の丘）という変種もあります。表層の草が砂利に変わっている場所です。ここは、資源がほとんどない険しい荒れ地です。また、登るのは危険で困難です。砂利は触れると、とたんに崩れることがあるためです。

マインクラフトの山で過ごすのは、簡単なことではありません。拠点から麓にある平野に、落ちずに安全に降りられるような道を作る必要があります。その上、鉱山ももっと深く掘る必要が出てきます。また、よく雪が積もることもあるでしょう。

ですが、そういった厄介なこともエメラルドが手に入ることに比べたらどうってこともありません。友好な（友好的でないのもいますが）ラマの群れとの出会いや、モブやほかのプレイヤーからの安全もあります。何よりも最高なのは、ブロックに満ちたマインクラフトの地形を一望できることです。